・産後の臓器脱 症状チェック
・産後の臓器の位置を解説
・産後の臓器下垂の原因と対策
こういった疑問に答えます。
✔︎本記事の内容
・産後の臓器脱 症状チェック
・産後の臓器の位置を解説
・産後の臓器下垂の原因と対策
この記事を書いている僕は、整骨院・整体院で施術を10年経験。
整骨院・整体院を経営して5年が経ちます。
令和5年中に2店舗目の出店予定
毎月、産後骨盤矯正をご希望の新規患者様は月平均15人以上。
年間平均180人以上の産後のお悩みの方の施術に携わっています。
こういった僕が、解説していきます。
■1. 産後の臓器脱 症状チェック
出産後の体は、骨盤底を支える筋肉や靱帯が弱くなってしまいます。
そのため、骨盤内にある臓器を支えられなくなり、子宮や直腸や膀胱などが膣腔内にでてしまったり(下垂)、さらに膣壁とともに膣外にまで出てしまう(臓器脱)ことがあります。
□陰部の異物感
初期症状としては、太ももの間に物が挟まったような違和感や不快感を訴える方が多く、悪化すると排尿障害や排便困難、性機能障害なども起こるようになります。
自分では「何か違和感がある」と思っても、それが子宮以外の臓器が出ている「性器脱」なのか、子宮脱なのかよくわからないという問題があります。
まずは性器脱の症状として
○膀胱脱・尿道脱 尿失禁や頻尿、排尿困難など
○直腸脱 便秘や排便困難
○陰部に何か物があるような、挟まったような、異物感がある
○陰部が引っ張られているような感じがする
○陰部が重たいような感じ
○膣部や腹に何かがおちているような、下垂感
○膣口に何か丸いものが触れる
産後の悪露のレバー状の塊の原因は?いつまで続く?量や色、臭いを徹底解説
■2. 産後の臓器の位置が変わる?対策は?
骨盤臓器抱っこは、骨盤部の靱帯、結合組織、筋肉が弱くなったり損傷を受けたりすることが原因で、膀胱、尿道、小腸、直腸、子宮、千鶴などが本来の位置よりも垂れ下がってしまう状態です。
骨盤底の部分は筋肉、骨盤底筋、靱帯、恥骨結合などの結合組織がハンモックのように繋がっていて、骨盤内臓器(子宮、膣、膀胱、尿道、直腸)を支えています。
妊娠や経腟分娩を経験すると、骨盤内の支持構造が弱くなったり引き伸ばされたりします。
経腟分娩を複数回経験した人でより多くみられ、分娩回数かま多くなるほどリスクは高くなります。
分娩自体が神経を損傷させ、筋力が低下する場合あります。
骨盤臓器脱の発生リスクは、帝王切開の方が経腟分娩よりよ低くなる可能性があります。
年齢を重ねると、骨盤底筋が弱くなり、発生しやすくなります。
□対策として
・骨盤底筋トレーニング
・ペッサリー
・手術
・骨盤ベルト
症状が比較的軽い場合は、骨盤底筋トレーニングやペッサリーで治療を行い、重度の場合は手術を行います。
骨盤底筋トレーニング
別記事:産後の尿漏れ、産後の恥骨痛の記事で記載あり
産後の恥骨痛の原因・ストレッチ方法・いつまで続く?徹底解説
産後に尿漏れがくしゃみで出てしまう 改善トレーニングなど徹底解説
①仰臥位(上向き・仰向け)で両膝を曲げます。
② 仰臥位(上向き・仰向け)で両膝を曲げたまま、お尻を浮かします。
③恥骨を天井方向に突き上げることを意識しながら、お尻を浮かしたまま、内太ももにボールやクッションを挟んで股を閉める感じでトレーニングします。
④10回からスタートして慣れてくれば30回と増やしていきましょう。
POINTは、肛門を閉める感じを意識するとより効果的です。
□骨盤ベルト
骨盤や恥骨を閉めることにより、内臓を定位置に戻し、筋肉が緩みにくくする予防法として最適。
骨盤ベルトを持っている方は、そのベルトを使って、
持っていない方は、ぜひ参考にしてみてください。
ほとんどのベルトがズレやすい、蒸れる、伸びると言った難点がすべて克服しやすいベルトなのでおすすめです。
産後骨盤ベルトをいつからいつまで着けるべきか?徹底解説
■3. 産後の臓器下垂の原因として
・その①:出産、特に経腟分娩
・その②:肥満
・その③:子宮摘出術などの外科手術の際に生じる損傷
・その④:加齢
・その⑤:排便時にいきむ、重い荷物を持ち上げるなど、腹部に圧力がかかる動作を頻繁に行う。
骨盤底の部分は筋肉、骨盤底筋、靱帯、恥骨結合などの結合組織がハンモックのように繋がっていて、骨盤内臓器(子宮、膣、膀胱、尿道、直腸)を支えています。
妊娠や経腟分娩を経験すると、骨盤内の支持構造が弱くなったり引き伸ばされたりします。
経腟分娩を複数回経験した人でより多くみられ、分娩回数かま多くなるほどリスクは高くなります。
分娩自体が神経を損傷させ、筋力が低下する場合あります。
骨盤臓器脱の発生リスクは、帝王切開の方が経腟分娩よりよ低くなる可能性があります。
年齢を重ねると、骨盤底筋が弱くなり、発生しやすくなります。
子宮摘出によってもこれらの構造が弱くなる傾向があり、骨盤臓器脱のリスクが上昇します。
比較的まれな要因として、腹部にたまった体液(腹水、骨盤内臓器を圧迫する)、骨盤底につながる神経の病気、腫瘍、結合組織の疾患などがあります。
骨盤底に影響を及ぼす先天異常のある女性や、生まれつき骨盤部のの支持組織が弱い女性もいます。
以上、産後の臓器脱についてでした。
コメント