・産後の貧血の原因は?
・産後の貧血にベストな食事とは?
・産後の貧血の症状は?
こういった疑問に答えます。
✔︎本記事の内容
1.産後の貧血の原因は?
2.産後の貧血にベストな食事とは?
3.産後の貧血の症状は?
✔︎著者の経験
この記事を書いている僕は、整骨院・整体院で施術を10年経験。
整骨院・整体院を経営して5年が経ちます。、
令和5年中に2店舗目の出店予定
毎月、産後骨盤矯正をご希望の新規患者様は月平均15人以上。
年間平均180人以上の産後のお悩みの方の施術に携わっています。
こういった僕が、解説していきます。
■1. 産後の貧血の原因は?
どうしてなるのか?
貧血は、血液中の赤血球に含まれているヘモグロビン濃度が少なくなっている状態を指します。
赤血球は、身体全身へ酸素を運ぶ役割です。
その濃度が少なくなる事で全身へ酸素が行き届かなくなり、貧血を起こします。
・その①:出産時に出血量が多かった
・その②:出産前から元々貧血だった
・その③:授乳で貧血になる事はありません
□その①:出産時に出血量が多かった
・どういうことなのか?
出産時に出血量が多かった場合は、産後に貧血になりやすくなります。
正常分娩の出血理は500ml未満と定義されていて、それを超える出血量は分娩時異常出血となります。
ただし実際は出産では、経室分娩した場合は800ml(多胎児の場合は1600ml)、帝王切開をした場合は1500ml(多胎児の場合は2300ml)程度出血する人が多いと言われています。
そのため、500ml以上出血するケースは珍しくありません。
出産後、意識して鉄分の多い食事を心がけていれば、1ヶ月ほどでほとんど貧血は改善しますが、それでも貧血が続くようであれば鉄剤による治療が必要になることもあります。
□その②:出産前から元々貧血だった
・どういうことなのか?
日本では、大人の女性の多くが鉄不足になっていると言われていて、女性の約17%に貧血の疑いがあるという報告もあります。
若い女性の場合、過度なダイエットや偏食による貧血も多いと言われています。
出産前から元々貧血であれば、産後には貧血がより悪化しやすくなります。
□その③:授乳で貧血になる事はありません
・どういうことなのか?
母乳育児をしていると母乳は血液だという事で貧血につながらないか心配な方も多いと思います。
ただし、母乳をあげているだけで貧血になることはありません。
なぜなら、母乳100ml当たり鉄分は0.04mgしか含まれていません。
そのため、もともと健康な女性であれば母乳をあげただけで貧血になるかもと心配は必要ありません。
もちろん、元々貧血気味だった方は母乳で体内の鉄分は不足しやすくなります。
妊娠中、出産後ともに食生活に気を遣って鉄分などのミネラルやビタミンなどの栄養素をしっかり摂るようにしましょう。
■2. 産後の貧血にベストな食事とは?
産後に貧血気味になったら、予防するためには、鉄分はどのくらいどのように接してすれば良いのか?
□産後の貧血に摂りたい鉄分量
日本では、産後ママは、妊娠前よりも1日に2.5mg多めに摂るように推奨されています。
もともと18〜49歳の女性は、生理がある場合1日に10.5mg、生理がない場合は6.5mg程度の鉄分を毎日摂ることが推奨されています。
なので、産後生理があるなら13mg、生理がまだないなら9mgの鉄分を毎日摂取するように心がけましょう!
□鉄剤だけでなく、ビタミンや葉酸も摂ろう
貧血を改善するには鉄分を撮るとともに、ヘモグロビンの材料になる「タンパク質」、鉄の吸収を良くするためには「ビタミンC」も一緒に摂ることが大切となります。
鉄分やタンパク質が多く含まれている食品は、牛肉やレバー、カツオなどの赤身魚、あさりなどがあげられます。
ビタミンCは、緑黄色野菜やくだものです。
葉酸は、レバーやほうれん草、アスパラガス、納豆、ブロッコリーなどに多く含まれています。
ビタミンB12は、レバーや魚介類やチーズなどにたくさん含まれます。
■3. 産後の貧血の症状は?
貧血になって全身への酸素の運搬が滞ってしまうと、次のような症状が挙げられます。
・その①:顔色が悪い
・その②:疲れやすい
・その③:まぶたの裏が白くなる
・その④:口が青くなる
・その⑤:頭痛
・その⑥:息切れ
・その⑦:筋力が低下、力が入りにくい
長時間立ちっぱなしでめまいがする場合は、脳貧血なので、貧血とは別ものです。
貧血が酷くなると立ちくらみやめまいは起こりやすくなりますが、貧血でなくても急に立ち上がったりすると、自律神経の反応が遅れて立ちくらみやめまいが起こることもあります。
以上、産後の貧血についてでした。
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